前山A32号墳

岩橋山塊の標高約80mに位置する径14.7m、高さ5mの円墳。
大正10年「岩橋千塚第一期調査」で調査された古墳。
埋葬施設は北に開口する岩橋型の横穴式石室。
石室の全長は4.43m、玄室長2.4m、幅1.9m、天井までの高さ2.63mを測る。
奥壁寄りに板石を立て区画を設ける。
区画の内側には板石を敷き棺床としている。
玄室からは人骨片と直刀1点・鉄鏃片(鉄のやじり)3点、羨道部から鉄片が発見されている。



前山A32号墳


前山A32号墳石室


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